八竜緑地は名古屋市東部丘陵の北端・標高90mに位置する約6.4haの緑地です。この緑地はアカマツ林とコナラ林を中心とした樹林地で、湿地(約0.5ha)と新池(約0.4ha)を有しており、特別緑地保全地区に指定されています。またこの緑地は県営小幡緑地と一体となり、市街地に隣接した大規模な樹林地を形成しています。
水源の森は、アカマツ林と落葉広葉樹林からなり、湿地を涵養する水の源となる重要な森であり、人々の心の安らぎの森でもあります。1970年代以降、放置され、暗く荒れた森だったものを2000年から手を入れ、明るい光の入る森にしています。ツツジ類が多いのが特徴です。
八竜湿地には、マメナシを始め、シデコブシ、シラタマホシクサ等、東海地方固有の植物が生育しています。
また、食虫植物のモウセンゴケ、トウカイコモウセンゴケ、ミミカキグサ等が多く、名古屋という大都市に残された学術的にも貴重な湿地です。
■絶滅の恐れがある生きもの
オワリサンショウウオ、ヒメタイコウチが生息しています
■ハッチョウトンボ
日本一小さなトンボとして知られ、世界的にも最小の部類になります。
体長は17-21 mm