春の湿地を代表する花です。日当たりのよいやや湿ったところに生えます。花は発芽(6月頃)した後、冬を越して2年目に咲きます。フデリンドウにはない大きな根生葉を持つ、花は青紫色。
モウセンゴケは湿原に生育する多年生の草本であり、北半球の温帯を中心とする湿原に広く分布する。葉には腺毛があり、粘液を分泌して小さな昆虫を捕まえる。
モウセンゴケは北極を中心として環状に分布しており、周極分布と呼ばれる。
モウセンゴケ科 モウセンゴケ属
イシモチソウは関東以西の本州・四国・九州・沖縄に分布する多年草。湿原の周辺や湿った荒れ地などに生育し、湿原そのものには生育しない。粘土の多い土壌地であり、競合する草本が生育しにくい環境で必ずしも表水が存在する必要はなく、尾根筋の粘土の多い痩せ地や明るいマツ林中にも生育する。
湿地に生える食虫植物です。地中に白い糸状の地下茎を伸ばし、小さな捕虫嚢(ほちゅうのう)をつけます。この捕虫嚢でミジンコなどの小さな生きものをを吸い込んで捕えます。
花後、顎が残ってちょうど耳掻きのような形となる。
湿地に生える食虫植物です。地下茎にまばらに円筒状の捕虫嚢(ほちゅうのう)をつけてミジンコなのど小さな生き物を捕ります。葉は2〜3mmのへら形です。
日当たりのよい湿地に生えるラン科の多年草です。シラサギが翼を広げたような形の花が咲きます。
湿地に生えるシソ科の多年草です。葉は十字対生です。茎は4角形、葉の基に小さな白い花をつけます。
キンコウカ科ノギラン属 多年草 花期は6〜8月
葉は束生して10個ほどの根出葉になる。葉身は倒披針形で、長さ8-20cmになり、先端はとがる。淡黄褐色で緑色を帯びた小さな花を多数つけます。
キジカクシ科ギボウシ属
多年生の草本、湿原の周辺に生育する場合が多い。湿原に生育するコバギボウシに比べて葉は細長く、葉柄との区別は明瞭ではない。
8月から9月、細長い花茎を出し、ややまばらに花を付ける。
バラ科ワレモコウ属
花期は晩夏から秋にかけて(7月〜10月)
日当たりのよい草原などに生える1メートル以下の草で、秋に枝分かれした先に穂をつけたような赤褐色の花をつける。
タデ科イヌタデ属の一年草 花期は5〜10月
茎の下部は地面に伏して、上部は斜上するか直立して他の植物等にからみ、四方に広がって分枝して高さ約1mになる。茎は四角形で角には下向きの刺毛がある。
アリノトウグサは小型の多年生草本。花期7月〜9月、小さな黄褐色の花を付ける。小さな花をアリに、草全体を蟻の塔(アリ塚)に見立てて付けられた。
アカマツ林の尾根道や湿原など乾燥と過湿、両極端の生育立地であるが、共通点は強い日照である。
ヒメハギ科 ヒナノカンザシ属 花期 8〜9月
ヒナノカンザシは、日当たりの良い湿地に稀に生える小さな一年草。湿地の泥の中から細い茎を立ち上げ、夏の終わりごろに目立たない花をつける。花は茎の上部にまばらにつき、紫色を帯びる。
キク科 ヒヨドリバナ属 花期は8〜10月
サワヒヨドリは日本全国、東南アジアに生育する多年草。和名が示すように、湿原の周辺のやや湿った草原などに生育する。
ヒヨドリバナに比べて全体に小型で花の色が暗紅紫色を帯びる点、葉の形が小型で鋸歯が鈍い点などで区別できる。
キク科 シオン属 花期 8〜10月
日本の固有種です。温帯から暖帯にかけて、日当たりの良い酸性の湿地に生育します。沢沿いの湿った場所に生育する白いキクという意味。
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